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ストーリーの流れとキャラクター性が喧嘩している黄燎の章【FE無双風花雪月】

どうも、だねるねです。

現在、FE無双風花雪月の3周目で黄燎の章を進めております。現在EP6終わらせて、EP7進行中。

前評判で「無双のクロードはやばい」みたいなことは聞いておりましたが、いやこれ現時点ではクロードが悪いっていうか……同盟内の空気悪……

何より、金鹿の生徒たち、いや黄燎の章で他の生徒たちも含め、生徒たちを将として見たら、なんというか嫌な感じになってきたわけです

他の章は敵や目標が明らか

赤焔の章には、古い価値観や腐敗した貴族、何より表に出てはいなくとも闇うごという明確な敵がいます

青燐の章には、帝国という侵略者やダスカーの悲劇の黒幕という敵がいるだけでなく、自国の民を守るという正義感による目的もはっきりしています

しかし、黄燎の章はしょっぱなからパルミラや帝国という目の前の敵はいるものの、味方であるはずの同盟諸侯ともめていたり、自軍の将の士気が低かったり、なんというか身内にも敵がいるような、どこにも敵がいるような感覚にさせてくるストーリーが展開されています

何より、黄燎の章でこのプレイヤー側の視点をさらに悪くしているのは、本編を既にクリアしているだろうプレイヤーが多く、プレイヤー自身がクロードの本当の望みや野望を知っているからだと思います

クロードが決して他人を無意味に犠牲にしたいわけではないことはわかっているけれども、同盟内ですぐに同調できなさそうな思想を持つクロードこそが、プレイヤーから見ると黄燎の章での自軍のまとまりや結束のなさを際立たせています

一番政治色が強い気がする黄燎の章

元々政治色の強い、FE風花雪月。

しかし、前述した通り、他学級シナリオは政治面だけでなく、RPGならではの”正義を貫く”というかそれこそ騎士道物語のような、敵を倒すために皆で戦っていくという爽快感もあるので、政治色はあくまで味方を脅かす舞台装置に過ぎないんですよね

だから、赤焔の章や青燐の章は政治っぽい話が出てきても、そこまで不快には感じない

一方、黄燎の章は最初のときから同盟の中がまとまらず、下手をすれば親子ですら政治的見解が合わなかったりしている始末

近代的で平等性は一番あるけれども、だからこそ諸侯同士やの政治的駆け引きが必要な同盟は、ある意味、無双のシナリオでは一番政治色が強くなって仕方ない気もします

互いをフォローし合えない同盟軍

これは金鹿の生徒たちが悪いというわけではないんですが、メンバー的にかつての級長どころか互いのフォローをできる人が全然いないのが他の章との致命的な差ですね

帝国軍と王国軍の場合

帝国軍は、誰かしらかつての級長であるエーデルガルトの心情的・政治的理解がありますし、生徒同士のキャラクター性が互いの心情をフォローし合う立ち位置でそれを口にしてくれる構成になっています

王国軍も、無双においてはかつての級長であるディミトリの復讐や王としての動きへの心情的に寄り添ってくれる相手もいるようになるし、政治的にもロドリグやシルヴァンが理解して発言してくれます

誰かを傷つけたくないという心情もディミトリ自身が持っていることもあり、元々まとまりのある仲間たちということもあり、その点は「本当は嫌だけれど…」みたいなスタンスでも十分その心情の視点を持つキャラのフォローとして互いに機能します

同盟軍の場合

対して同盟軍は、かつての級長であるクロードの完全な理解者や受け入れてくれそうな見込みのある人はEP6終了時には全くいない状態であります

それどころか、下手したらクロードがそれぞれのフォローに入らなければいけないようなストーリー構成になっています

ローレンツ=政治的視点の理解はあれども、クロードの本当の望みや野望に関してはあくまで全く違う視点からの発言がメインになりそうで、クロードのフォローをするような役割にはならなそう。だからといって他のメンバーのフォローに回れるタイプでもない(支援会話ではそうとも言い切れないけれども)

ヒルダ=クロードの心情面は同盟軍の中では一番理解してくれそうだが、全肯定はしない。政治面はからっきし。同級生はできれば殺したくないスタンスがクロードの胸に突き刺さる。他のメンバーの心情を理解を示しても、フォローはできなさそう(ローレンツと同じく支援会話ではそうとも言い切れないけれども)

マリアンヌ=可愛い。だがしかし、犠牲を嫌ったり、意欲的でない姿勢はクロードの胃痛要因になりかねない状態。クロードへの理解どころか、将やエドマンド家代表としての役割も果たせなさそうなのでさらにクロードの胃痛要因。自分のことでいっぱいいっぱい。

リシテア=可愛い。だがしかし、コーデリア家当主であるお父さんが委任状出してることに反発したりして、クロードからしてみれば「そんなこと言われても」要因。あとクロードにいろいろ言う割には、自分は支援会話で部下を巻き込んで無茶する。自分のことでいっぱいいっぱい。

イグナーツ=金鹿の学級の同級生としては大事な生徒だけれども、クロードも含め他人のフォローに回れるキャラクター性ではない。

レオニー=クロードのやっていることに意味があることは理解できても、その意味は理解できない。戦いには肯定的だが、やりすぎないかクロードが心配しそうな雰囲気。軍という中では、他人のフォローに回れるキャラクター性ではない。

ラファエル=唯一の和み要素。聖ラファエル。ラファエルの和み要素は軍としてもストーリーの雰囲気でも大事だし、クロードの胃痛にはならないが、クロードも含め、他のキャラと同じ目線にはなれないし、和む存在ではあってもフォローする存在ではない。

金鹿の学級は平民が多いのもあるけど、貴族であるはずのマリアンヌとリシテアが自分のことでいっぱいいっぱいなのは大きい。

しょうがないし、みんなキャラクターとしては魅力的なのに、絶望的に黄燎の章のストーリー展開や同盟事情とかみ合わない

クロードもクロードで他人の心情をフォローしきれない

こんなメンバーの状態なので、クロードがわりかしフォローに回る立場な気がするのですが、クロード自身が黄燎の章ではかなりお疲れモード。

しかも士官学校期間がなかったために、フォドラの思想が理解しきれないし、元々犠牲は嫌うけど多少は割り切ることもできる性格なので、他人をフォローしきれない。

 

なんていうか、本編でそれなりにキャラクターとして愛着を持っている生徒たちだけに、黄燎の章のストーリーとかみ合わない感が不快感となる……

他の章ではなかったんですが敵軍を含めて「生徒としては可愛いけど、そのキャラクター性のままで将として登場されると、とんでもなく幼稚にしか見えない」という感情が強いです

本編からある設定や背景を考えれば、こうなるよなっていうある意味リアルなストーリーながらも、なんかこう、うまくいかなかったものか……

 

本日は以上です…

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